公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会
中部ブロック・研究委員会
関本隆次 谷村秀 伊奈史朗 吉田修作
中部ブロック・研究委員会では本年度年間を通して、鬼瓦ワークショップを開催してきました。このワークショップでは、鬼瓦の産地高浜の皆様のご協力を得て、作品作りに取り組み、無事窯出しも完了しました。次回はいよいよ作品の展示会を開催します。
ワークショップから生み出された作品を見ながら、鬼師さんたちを交えて鬼瓦の新しい可能性について皆で語り合いましょう!
主催:(公社)日本インダストリアルデザイナー協会
共催:三州瓦工業協同組合、高浜市やきものの里かわら美術館、高浜市商工会
日時:2015年2月7日(土)13:30~15:30
※作品を製作していない方もぜひご参加いただきご意見、ご批評など頂けたらと思います
開催場所:高浜市やきものの里かわら美術館
愛知県高浜市青木町九丁目6番地18 TEL.0566-52-3366
※車でお越しの方は第三駐車場(無料)をご利用ください
第五回目参加費:
JIDA会員・学生¥700
一般 ¥1000
※西尾特産煎茶+高浜名産お茶菓子付き
申し込み先 :JIDA中部ブロック事務局 FAX:052-722-2207
もしくはメール:atdseiko@crest.ocn.ne.jp
申込締切 :2月1日
ご案内のPDF版はこちら
●第一回目【工場見学編】の様子はこちらのFacebookグループでご覧いただけます。
●第一回目【工場見学編】のレポートはこちら
●第二回目【座談会編】のレポートはこちら
●第三回目【アイデア検討会編】のレポートはこちら
●第四回目ワークショップ編】のレポートはこちら
-----------------------------------------------------------------------
日本最大の生産量を誇る三州瓦
三州瓦は、愛知県西三河地方の旧国名「三河」を意味する「三州」を冠にした、粘土瓦のことをいい、石州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦のひとつです。同時に、日本最大の生産量を誇っています。高浜市で瓦が作られるようになったのは、およそ300年前。瓦に適した粘土が掘れたことや、船便による運送が容易な場所であったことなどで、瓦産業が発達したといわれています。
三州鬼師の技が光る「鬼瓦」
鬼師の技が光る鬼瓦は、和式建築物の棟の端などに設置される板状の瓦の総称で、厄除けと装飾を目的とした役瓦のひとつです。三河地区で採取される三河粘土を使い、鬼師の技術を徹底的に追求した手造りの鬼瓦は、見事なものです。
高浜の鬼師たちは、知恩院や平安神宮、天竜寺、熊野神社などの神社仏閣をはじめ、歌舞伎座や彦根城など、全国で活躍しています。