2014年11~2015年1月の定例会レポート・ダイジェスト版|JIDA中部ブロック公式サイト                     

2014年11~2015年1月の定例会レポート・ダイジェスト版

11月定例会 日時:2014.11.12 9:30-12:00 場所:東海理化本社会議室
12月定例会 日時:2014.12.10 9:30-12:00 場所:国際デザインセンタービル・ラボ2
1月定例会 日時:2015.1.21 9:30-12:00 場所:後藤デザインオフィス

前回までの定例会で自分たちの「あなたのグッドデザイン、BADデザイン」を取り上げながら、女性視点について具体的に掘り下げたが、(主婦やOLといった)立ち位置や役回りによりモノに対する評価が微妙に異なり全体像が見えづらくなってきた。そのため、一度鳥瞰的に全体を見渡すことで、その差異が生じる構造について探ることにした。
先ずは、前回まで様々なものを評価していた時の女性の立ち位置や役回りに着目し、それらを「レイヤー(活動ソサエティ)」と名づけて、参加メンバーそれぞれに自身のレイヤーについて掘り下げることにした。

■ 11月定例会の「私の活動レイヤーとその特性」 ※以下は抜粋



□ このときのまとめ
・個人差は有りますが、共通するフォーマットが多く、以下の様な表に仮まとめした。
個人の役回りにより、存在しない(必要としない)レイヤーも有るが、それぞれにモノの志向(テイスト)が使い分けがされている。

・女性はその役柄の多さから多くのテイストを使い分けている

■ 12月定例会「自分の活動ソサエティとその特性について」 ※以下は抜粋


□気になったワード
・無難なおしゃれ
・差し支えないおしゃれ
・コスプレによる気分転換(変身願望?)
・A パターン&B パターンの使い分け
・SNS レス早め
・黒、紺の使い分け
・子供が生まれてから色物も抵抗なくなった
・多少浮いてもいいレーヤー
・能力アピールの「黒」モード系
・鞄がスイッチ
・靴がスイッチ
□このときのまとめ
・個人差を比較する場合は下図のような立体的なスケールで比較する必要があるかも?
・汎用的なツール化ができるか?

■ 2015年1月定例会の「女性の活動レイヤーのツール化について」
・女性の嗜好が混沌として見えるのは、女性が役割毎に嗜好を使い分けていることが要因と考え、下図のように先ずは役割を「女性、職業人、妻、母、娘」の5つに分けた。また、それぞれに意識する相手により、ON(ハレ・フォーマル)とOFF(ケ・カジュアル)の違いがあり、10 個の役割が抽出される。
・また、その役割毎にテンションが異なってくる。例えば、次頁の4 つの図のように10 個の役割毎に可動域が異なる。

→テンションの相対的な関係の精度を高める必要があるかも?
→はやり3 次元の図は扱いが難しく、ツールとして使いやすいものにするには一工夫必要?
■そこで3次元構造をレーダーチャートに変換してみた!
・それぞれの役回りでのテンションを比較(外側に行くほど外交的)
・例えば購買動機などは比較分析が可能?

■まとめ 女性の場合、その立ち位置やコミニティによりテンションが異なるということで、それぞれのポジションでの判断を比較する上記のようなレーダーチャートが考案された。コストや機能性という一般的な項目を比較するのでなく、それぞれの立ち位置からの感度を比較することで複雑に見える女性の志向を可視化し、比較分析するためのツールとしたい。
次回よりこのチャートの精度を上げるために検証を行うこととした。

■工房見学の模様:株式会社オゼキさんを訪問し、ちょうちん制作の工房と、ショールームを見学

■12月の定例会より、株式会社ナテックの可児さんと大村さんが参加
■ユニックスデザインオフィスの橋本さんが年明けより産休&育休でしばらくお休み
■年明けの1月、テクノアートリサーチの吉武さんが退職され、本研究会も退会されました

レポート:後藤

更新日:2015.05.18 (月) 20:33 - (JST)]
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